ビジョン

これまでの地域医療連携システムは、電子カルテ情報の共有を目的とし、主に病院が中心となって行うことが多くありました。しかしながら今後の地域包括ケアシステムにおいては、患者/利用者に関する日々の情報を医療・介護の枠を超えて共有する必要があります。そのための軸となるのは「コミュニケーション」であり、そのためのICT活用を促進していく必要があります。本研究会ではソーシャル、クラウド、モバイルなどの最新技術を駆使した最先端の医療介護SNSをモデルに、真に患者中心の地域包括ケアシステムのあり方を提言していきます。

ごあいさつ

医療と介護の連携は、在宅医療の現場における必要性からも、国の地域包括ケアという政策からも、今後、不可欠となります。医介連携で必要となる「多職種間の情報共有」には、ICTを活用したネットワークが有用と考えられ、実際に各地で導入が進んでいます。しかし、医介連携においては、従来の地域医療連携(病病・病診連携)とは共有すべき情報の内容と性質、関わる職種が大きく異なるため、ICT活用の方法にも新しい視点や発想が必要になります。そこで、患者さんと多職種の皆様にとって実際に役に立つ「医介連携におけるICT活用法」について研究する会を立ち上げました。具体的なテーマとして、SNSを用いて実践的な医療介護連携を行っている医師会や地域の事例をベースとして、運用ポリシー、普及促進方法、システム採択の条件などについて情報共有、調査、研究、発信を行っています。すでに先行事例として、栃木県、群馬県、東京都豊島区を始めとする多数の地域での運用実績があり、これらの事例から多くのノウハウを集積しております。本会では、これらのノウハウを、これから地域包括ケアや医介連携におけるICT活用をお考えの地域や医師会の皆様にも共有しております。 全国の地域包括ケアプロジェクトにかかわる幅広い皆様のご参加をお待ちしております。様々な成果物もご用意しておりますのでお気軽にお問合せください。

全国医療介護連携ネットワーク研究会理事長
(栃木県医師会常任理事)
長島公之